トップ>

新着情報

> 【コラム】塩化ビニールは有害なのか?

【コラム】塩化ビニールは有害なのか?

2022年1月12日

以前、塩化ビニールは焼却処分するときにダイオキシンなどの有害物質が出ると騒がれた時期がありました。
不買運動にまで発展し、公害物質のようにまで嫌われた塩化ビニールは、では何故今も存在するのでしょう。

「199X年…世界は核の炎に包まれた。海は枯れ、地は裂けあらゆる生命体は絶滅したかに見えた。 だが、塩化ビニールは死滅していなかった!」

……という世紀末な冗談はさておき、塩化ビニールの真実はどうだったのでしょうか?

塩化ビニールが日本で工業化され、使われるようになったのは1941年。太平洋戦争が始まった年。物資不足だった戦時中、戦後を経て広く使われるようになりましたが1990年代になって、「PVC(塩化ビニール樹脂)を焼却したらダイオキシンが発生する」ということで塩化ビニールによる環境問題は社会的にクローズアップされました。

ダイオキシンの構成元素には塩素が含まれています。
なので「犯人はお前だ、PVC!」ってどこかの名探偵みたいに名指しされちゃったのですが……
その後、PVCの生産量は減少しました。
しかしその後の研究で、真実は「焼却する時にダイオキシンが発生するのはPVCなどの塩素系プラスチックだからではない!塩素と芳香族化合物が含まれる廃棄物を焼却する時、不完全燃焼になると発生するんだ!」ということが分かったのです。

……おい、「犯人はお前だ、PVC!」って言いだした名探偵誰だよ……

真実が分かれば正しい対処方法も自ずと明らかになります。
不完全燃焼を軽減させるために焼却炉の性能を向上させること、ゴミの分別収集を行うことで塩素を含むごみを焼却しない、といった方法があり、今では有害化が大きく減りました。
それに、PVCは重量比は塩素が約半分なのです。石油消費量が小さいので、他の石油系プラスチックより二酸化炭素排出量が小さく、「地球温暖化を助長する二酸化炭素排出が少ない、省エネに貢献している」として最近は見直されてきているのです。

サイズ・印刷色数など、
様々な仕様にご対応可能です!

ご不明な点やご注文についてなど
お気軽にお問い合わせ下さい!

お電話でのお問い合わせはこちら

「モロフジクリアバッグを見た」
お伝えいただけますとスムーズです。

メールでのお問い合わせはこちら

からでも
製造対応可能

全国送料無料
※一部地域を除きます